ケイトウのぽてっとした厚みのあるフリルは、
まるでウールの編み物で出来ているようで、個性的なお花です。
花言葉は、「博愛」「おしゃれ」「個性」
色や形が、鶏のとさかを思わせるため、鶏頭と書きます。
また、英語でも「鶏のとさか」を意味する名だそうです。
色は、黄色や温かみのあるサーモンピンクなど様々に作出されていますが、
古く万葉集の時代には「韓藍(かんあい)」の名で呼ばれたケイトウは、
染色に用いられる他、薬用にもされたようです。
東南アジアでは花も葉も食用にするようです。
いつか食材として復活する時も来るかもしれませんね♪
現代のように、大きく美しいお花がたくさん品種改良されていなかった古い時代、
ケイトウの鮮やかな赤は、インパクトも強かったことでしょう。
偲ばれる想いを寄せて、ケイトウに込めた歌をふたつご紹介します。
「ぽつぽつと 痩せけいとうも 月夜なり」(小林一茶)
「鶏頭の 十四五本も ありぬべし」(正岡子規)
昔から愛されている花に想いを込めて贈るのも素敵ですね。
★紅白の色味がお祝いにピッタリのアレンジ